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電動丸シリーズの0(ゼロ)セットについて
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0セットとは、シカケが水面にある時を0mとして設定することです。
0セットにより、シカケの位置が水深を示すようになり、正確な棚取りを可能にします。
皆さんも釣りを始める前に必ず行っていると思います。
実はこの正確な棚取りを可能にする0セットも、使い方を間違えると不正確な棚を表示することになります。
それは0セットボタンが高切れ修正ボタンを兼ねているからなのです。
竿先にスナップがある時に電源をつなぎ00表示になってからクラッチを切り、糸の先端を水面までもっていき表示が2m位で0セットをする方が多いと思います。
これですと仮に300m糸を入れてあっても一回0セットをするとデータ上は298mになり、10回釣行して同じことを繰り返せば280mになってしまいます。
船長達がリールのカウンターは当てにならないから、糸で見るようにと言うのもうなづけます。
ではどうすればいいのか、最初に電源を入れてから0セットをするのではなく、
0セットする場所に先端を持って行き電源を入れれば一回分の0セットをやらなくてすみます。
たった一回ですがこれが大きいのです。
どうしても使っているうちに、巻上げテンションにより0セットの位置はずれてきます。
これは仕方がないことなので当然0セットしてください。
フグやサメに切られたり、ペラやオマツリで切った時は、高切れ修正として0セットをしてください。
要は0セットをしないでということではなく、出船前に行う毎回習性になっている0セットの回数を減らしてくれれば、多少正確さは保てるということです。
ここまでの話は、高切れ修正ボタンの付いていないリールの話です。
2010年春に出た電動丸3000完全フカセスペシャルには、高切れ修正ボタンと0セットボタンの両方が付いております。
このような機種では0セットボタンを何回押しても糸データは変わりません。
高切れ修正ボタンを押した時のみ変わります。
現段階ではこの
糸データが変更されないシステムのみが、唯一正確さを保てる方法だと思います。
下の2010年夏に出た電動丸3000ビーストマスターMUTEKIには、その日電源を外すまで使える糸巻学習補正機能が付いております。
実際の糸のメーターとカウンターのメーター表示を合わせられる大変良い機能ですが、あくまで補正ですので根本的な解決にはなりません。
船上でのお客様の0セットボタンの使い方を考えますと、0セットボタンは水面の0セットの位置のみを変更し糸データを変更しないように、高切れ修正ボタンとは切り離したシステムにしていただけるよう、お願いしていきたいと思います。
 (今回の話では、PEラインそのものの誤差は一切考慮しておりません。)

電動丸3000ビーストマスターMUTEKI  

 電動丸3000完全フカセスペシャル 

   
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