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シマノ電動リールのメンテナンス方法A | ||||||||||||||||||||||||
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1 用意するもの。 取扱説明書、雑巾(タオル)2枚、スポンジ、新聞紙。 シマノ純正リールオイルスプレー(SP-013A)、シマノ純正リールグリススプレー(SP-023A) 2 電源ケーブルを抜き、電源コネクタに防水キャップをします。 ドラグをしっかり締め込みます。 真水(水道水)をかけながら、雑巾またはスポンジで汚れを落とします。 使用後すぐに行って下さい。水を入れたバケツの中に浸けるなど水没させないで下さい。 3 スプールに水をかけながらクラッチを切り、道糸を5m位引き出して塩抜きして下さい。終わりま したら道糸を巻き取って下さい。
次にハンドル側(右側)のスプールと本体との隙間に真水を勢いよく充分にかけ、内部に真水 が入るようにして下さい。下の水抜きの穴から溢れて出てくる位(1分間位)かけ、中に入った海 水を洗い流して下さい。これにより中に入った海水が乾燥して塩の結晶状態になるのを予防し ます。塩の結晶はベアリングやローラークラッチに入り込み回転不良やゴロゴロ音、錆のもとに なります。 最近の電動リールは高性能化により高価(1個1200〜4800円)なベアリングを数多く搭載し ております。ローラークラッチについて以前は、錆の場合無償、塩かみは有償交換でしたが、現 在はA-RB化されたローラークラッチで出た錆でもすべて有償(インナーチューブ付で税別200 0円)になっていますので、オーバーホールの料金を安く抑えるためにも、又、船上でのハンド ル軸が回らないなどの最悪なトラブルを避けるためにも洗浄をして下さい。 スプールと本体との隙間に水を入れるのは、右側だけです。左側は洗い方によってスプール内 部に水が入りモーターに水がかかります。モーター不具合で修理やオーバーホールに出した 場合、水が入った形跡があると浸水によるモーター内部のショートが原因、または浸水によるモ モーター内部の錆が原因などと、ユーザー側の責任と決め付けられ高額な有償修理をされる 可能性がありますので、左側には水を入れないようにして下さい。 洗浄後は乾いたタオルでよく拭いて下さい。 ハンドルノブ取付部も水洗いし、塩抜きして下さい。
4 クロスギア(ウォームシャフト)部の棒状ギヤ(クロスギア軸・ウォームシャフト)に少量のグリスを 付けて下さい。これは毎回ではなく、グリスが乾いて無いようでしたら付けて下さい。 その付け根の左右の白いリング部分(クロスギヤ受・ウォームシャフト受)にオイルを毎回噴い て下さい。クラッチを切り道糸を5m位出し巻き取ります。 電源コネクタ(6ピン)にグリスを付けて下さい。 これも毎回ではなく、グリスが乾いて無いようでしたら付けて下さい。 5 乾燥 ドラグを目一杯ゆるめて下さい。 新聞紙を四つ折りにし、その上に表示部を上に平らになるように置き、風通しの良い所で陰干 しして下さい。竿に付けたまま干したり、ハンドルを引っ掛けて干さないで下さい。 6 電源ケーブルのメンテナンス ケーブルはコネクタにつないだままリールにグルグル巻かないで下さい。 コネクタのモールド部分がくの字に変形し断線するおそれがあります。 使用後はコネクタからはずし濡れタオルで拭いて下さい。 ワニ口クリップ部分は、サッと水洗いし、ケーブルを上にワニ口を下に向け乾燥させて下さい。 コネクタの6つの穴にグリスを付けて下さい。 7 その他 ドラグ部分にはオイルを噴かないで下さい。 底部左右の水抜きの穴やスプールと本体の間にグリスやオイルを差さないで下さい。
グリスやオイルはシマノ純正をお使い下さい。 他社のグリスやオイルは成分が違うため、使用しないで下さい。 とくに市販のスプレー式潤滑油は噴かないで下さい。 8 以上簡単な説明ですが参考にして下さい。 異音・塩噛み等オーバーホールが必要な場合は、購入されたシマノ販売店に出してください。 また、年に一回は定期メンテナンスに出されるようお勧めします。 尚、このメンテナンス方法において、いかなる損害が発生しても責任は負いかねます。 あらかじめご了承ください。あくまでもご自分の判断で行って下さい。 ※日釣工の取り決めにより、各部品の名称が一部変更になっております。 詳しくはパーツリストをご覧下さい。 |
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